宝石の輝きを表す屈折率とは?

屈折率とは

光が鉱物の中に入って折れ曲がる比率のことです。

宝石に光を当てると、宝石内部に入った光は折れ曲がり複雑に進みます。

この屈折する度合いを屈折率と呼びます。

宝石(鉱物)には、それぞれ固有の屈折率があります。

そのため、屈折率によってその鉱物が何かを判別することも可能です。

主要宝石の屈折率

主要な宝石の屈折率一覧はこちらです。

名称 比重
ガーネット 2.78
アメシスト 1.544-1.553
アクアマリン 1.577-1.583
ダイヤモンド 2.417
エメラルド 1.577-1.583
ムーンストーン 1.518-1.526
真珠 1.53-1.685
ルビー 1.654-1.69
ペリドット 1.654-1.69
サファイア 1.762-1.77
トルマリン 1.624-1.644
オパール 1.45
タンザナイト 1.691-1.7

屈折率が高いほど輝きが強い

屈折率は、屈折率が高いほど反射する光の量が多くなることから、輝きが強くなります。

ダイヤモンドは宝石の中で最も屈折率が高く、さらにラウンドブリリアントカットにすることで、その輝きが際立ちます。